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東南アジアの地図を見れば、ビジネスのヒントがわかる!?

      2017/08/22

ビジネスを考える場合、知識、経験などの様々な情報からアイディアを考えることは一般的だと思いますが、今回は地図からビジネスとマーケットを考えてみます。


下の地図は東南アジアを中心に配置した地図です。

ビジネス視点で東南アジアの地図を見る

東南アジアの地図を見てビジネスを考える

中心にあるマークはタイ王国です。

この地図でタイを中心に見た場合、真上に中国、すぐ横にインド、真下にインドネシアがあります。日本からこの3つの国にアプローチするよりも、タイからこの3つの国にアプローチした方が地理的には恵まれていて、利便も良さそうです。

因みにこの3つの国は人口大国で中国が13億5千人強、インドが12億5千強、インドネシアが2億4千強です(2012年)。

世界の人口の41%がこの3つの国に集中しています。タイを中心にみると近隣に世界の人口の41%が集中しているということなんですが、ASEANも含めて考えた場合には世界の人口の45%がこの地域に集中しています。

※ 2015年の世界人口は約74億人です。

タイのすぐ上には中国市場(約14億人 2015年)、すぐ左にはインド市場(約13億人 2015年)、中心にはASEAN市場(約6.5億人 2015年)の存在。タイを中心に考える必要はないんですが、いずれにしてもこの周辺にはアプローチしやすいマーケットが待ち受けています。

ちなみにアジアべースでみた場合は世界の人口の60%がアジアに集中しています。

アジア各国の購買力に関しては以下の記事で参照できます。
アジアの1人あたりGDPを日本の歴史に重ねてみた。

東南アジアとその周辺に巨大マーケットがあるとして、そこで何を売るかを考えた場合、日本の1人あたりGDPの推移とその時々に日本で何が売れたかを考えることが参考材料になりそうです。

ただ1点、忘れてならないのはITインフラが整っているということです。例えばインドは現在、日本の1968年の1人あたりGDP水準にありますが、当時の日本にIT技術はありませんでした。現在のインドは世界レベルのIT技術があるはずです。こうした時代背景の差異を検討する必要はあるかも。

さらに付け加えるとすれば、サービスの普及ラインというのがあります。例えば、1人あたりのGDPが1,000ドルを超えるとバイクが普及すると言われていますが、こうしたサービス普及ラインも合わせて考えたいところです。

さて今更ながら地図で日本の配置を見てみます。

地図における日本の配置

日本地図

まさに東方見聞録に登場するような地理的配置で、かなり端っこにあります。単純に地理的条件のみから日本の配置を考えた場合、ビジネス的には決して優位とは言えないのかもしれない。

これに対して東南アジアの場合は、本記事の冒頭の地図を見るとわかりますが、巨大市場のど真ん中に配置されています。そして真上に中国、すぐ横にインドの存在があります。

地図を見ながらビジネスの展開の仕方に思いを巡らせると、人によってはいろんなアイディアが沸いてくるかもしれませんね。

中国、インド、ASEANの人口推移

最後に、中国、インド、ASEANの2050年までの人口推移を確認してみます。おまけで、日本も掲載します。

出所は、World Population Prospects:The 2017で、これを基にグラフを作成しています。

日本が沈没船なのは言うまでもないことなんですが、中国も少子高齢化が進んでいるようなので2030年以降は減少傾向になります。減少傾向にはなるけれども、2050年の人口は、それでも約13億5千人は維持できているようです。

インドとASEANは、今後も順調。

起業とか新規事業を考える場合には、ついついニーズや、ビジネスモデルから考えてしまいがちなんですが、地図を見ながら考えるのも面白いですね。

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