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インバウンドで爆買いしてるのはベトナム人か?

      2017/01/08

世界で一番観光客が多い国はどこの国か知っていますか?

答えは、フランスです。2013年では8,301万人で、日本の約8倍です。

外国人訪問者数ランキング

そこで今回は観光客に関連して、具体的なインバウンドの状況について調べてみました。

※ インバウンドとは、簡単に言うと、一般的に外から中(日本)に入ってくる旅行者や企業のこと、この記事では訪日旅行者

爆買いを呼ぶインバウンドの推移は?

まずは最近のインバウンドの推移をグラフにしてみました。訪日外国人数は飛躍的に伸びています。2015年は速報値で2,000万人弱です。

tourist2015(出所:JNTO公表資料より作成、以下同様)

インバウンドという言葉を聞くと、世界中から日本に来ているというイメージを持ってしまいますが、実は、違う。

というより、確かに世界中から日本にやってきてるのは間違いではないんですが、日本に来ている8割がアジアからです。

で、もっと言うと、7割強が東アジアからです。

訪日外国人数2015年国別訪日人数割合

※ アジア以外は省略しています。

この表を見ると、やはり中国から日本への人数から多いです。

中国人はどこの国に旅行しているか?

まず、中国人はどれくらい海外旅行している人がいるか?

海外旅行者数ランキング海外旅行者数ランキング2012

上の図は海外旅行者数ランキングですが、中国が1位で、2012年は8,318万人の中国人が海外旅行しています。

中国人の海外旅行先china_tourist

メディアだけの情報を耳にすると、中国からたくさん日本に旅行できているような印象を受けてしまいますが、海外旅行する中国人全体からすると、日本に来ているのは数%だけで、タイとか韓国の方が中国人旅行者は多いです。

タイや韓国の方が、中国人旅行者への依存度が大きい。反面、政治の道具にされる可能性も高い。

どれくらい中国人は爆買いしているか?

「爆買い、爆買い」と報道されているけれど、どれだけ爆買いしているか興味がある人は多いと思います。

そこでざっくり訪日外国人の爆買い状況を調べてみました。

インバウンドの爆買い状況2014年インバウンドの爆買い状況(出所:世界統計白書を基に作成)

2014年の訪日外国人は日本で2兆円強の消費をしていますが、その27.5%が中国人の消費。

アジアだけで全体の約75%、東アジア(中、韓、台、香)だけで約60%の消費してます。

国別の1人あたりの消費額を計算してみると、爆買いと言われている中国人は1人あたり231千円でした。高額消費1位だったのは、意外にもベトナム人237千円でした。オーストラリア人も意外に消費額高いです。

韓国人は質素な旅行をしている模様。

で、1位のベトナム人が何を買っているかというと、家電製品はもちろんですが、日本のサブカルチャー(マンガ、アニメ、キャラクター関連商品)をたくさん購入しています (JNTO訪日旅行データハンドブック2015参照)。

次のインバウンドのターゲットはインドか?

中国経済が陰りを見せ始めていて、またインドの人口が2020年過ぎに中国の人口を追い抜きます。

2050年までの中国・インドの人口推移中国とインドの人口推移(出所:世界の統計を基に作成)

とすれば、中国の次は、インバウンドのターゲットとしてインド人に対応できる準備をしておくべきと考える会社なども多いはず。

インド人の旅行先
india_tourist

上の図をみればわかりますが、日本に旅行するインド人の割合はとても少なくて、インド人の多くはシンガポール、香港など他に国に旅行しています。

日本に旅行しない主な理由は

・食事の課題
・日本は旅行先として認知度が低い
・物価が高いというイメージ
・ビザの審査が厳しい

特に食事の課題については、宗教的な理由からベジタリアンが多いようで、ベジタリアンにとって和食の基本となる鰹節が禁忌食材になっている反面、インド人コミュニティーがあるシンガポール、香港はインド人が安心して入れるレストランが多いから彼らはそちらに流れる。

日本人とインド人で食生活が違いすぎて、今のままではインド人が大量に日本に押し寄せることはないと思います。

まとめ

後半話が逸れましたが、話を戻すと、1人あたりの消費単価は中国人より、ベトナム人の方が高い。

ただ中国の場合は、超富裕層とそれ以外の層も来日していて平均消費単価は均されているけれど、来日しているベトナム人はほとんど富裕層のはず。

それを考えると、瞬発的爆買力は中国の方が上だと思う。

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