最近、新聞等を見ると、景気回復を匂わせるおうな言葉を目にすることが多いです。
「百貨店売上高、6月7.2%増、98年4月以来の伸び」
「景気判断、3か月連続上方修正へ」
今週末、参院選があるので、こういう言葉は与党にとってマイナスにはならない。
今日も日経平均が終値で14,800円代。徐々に回復してきました。
エコノミスト、アナリストも日経平均がどこまで上がるか予想してます。ただ、アナリスト等による予想は予想に過ぎないので、将来を断言できるアナリスト等は絶対にいません。
さて、今日は企業のIRネタでのエントリーです。
そもそもIRとは
まずIRを簡単に説明すると、インベスターリレーションズの略で、株主などの投資家に対する情報提供活動の1つです。
このIRですが、企業のIRの出し方を見てると、ある特徴があります。
ポジティブなIRネタの場合は、相当真実に近いIRの出し方・書き方をするように感じます。
例えば、売上予想が上方修正になる場合の理由の開示などがポジティブなIRになります。
ポジティブなIRの場合には、真実に近い理由を開示すると思います。
ネバティブなIRの場合
ネガティブなIRネタ場合、真実を書くと相当影響が大きいです。
例えば、株価に影響を与えるとか。
こういう場合は、真実に近からずも遠からず、遠からずも近からず、いわゆる「大人」のIRの出し方・書き方をすることが多いように感じます。
ネガティブな情報を包み隠さずIRで出したら、トンデモナイことになりかねません。
以前の記事でも少し触れましたが、こういう場合に2ちゃんねるとか掲示板の情報遺漏度チェックをすると、稀に、鋭い一般投資家の推理、ネガティブネタの真相推理がビンゴなときがあります(ありました)。
ネガティブなIRネタの場合は、そのIRの文言だけから全てを判断するのは危険に思います。
性質の良くないと思われるIRの出し方があります。ネガティブなIRを出すと同時にポジティブなIRも一緒にだして、投資家の判断を混乱させようとするIRの出し方。
こういうIRが出た後にYahoo銘柄別掲示板を覘くと、参加者同士で異常に盛り上がってるときがあります。もちろんただの煽りもあります。
そう言えば、今思い返すと、最近、民事再生を申請をした某上場企業も2006年頃、そういうIRの出し方をしてました。
ネガティブなIRが出た場合の対処方法
さて、ネガティブなIRが出たらどうするか?そのIRの文言だけで全体を判断するのは危険だと思います。
対処方法としては、まず有価証券報告書等から異常な数値等を見つけ出します。そして、仮説設定→データ収集→検証
この繰り返しで真実に迫るしかありません。
余談ですけど、企業の出すIRを会計士が目を通してるか?
数字に関係するようなIRには目を通してるはずです。
ただ、監査法人はわけのわからないIRを強制的に修正させる権限はありません。