最近テレビを見ると、佐村河内氏のゴーストライターの話題を頻繁に目にする。佐村河内氏はさておき、この件で影響を受けるのは出版業界ではないかと思う。そもそもゴーストライターはたくさんいるはずで、善いか悪いかは別として、出版社も少なからず利用しているはず。
有名な経営者がた2くさん本を出版しているが、有名な経営者は本を執筆する時間はないだろう。
今日は久々に、アジアネタで行きます。最近、記事の内容が偏っていたのでひさびさに海外ネタをもってきた。
以前、アジア各国の賃金水準と地域格差を比較“製造業作業員”編を記載したが、今日は非製造業スタッフの賃金水準について記載する。
アジアの製造業・作業員の賃金水準を比較
東南アジアへ進出を目指す会社・経営者をたくさん見かけることがあるが、その際の製造業、非製造業スタッフ賃金の参考情報です。
まずは、製造業作業員の賃金水準おさらい。単位は米ドルで調査時点は2012年10月。
香港、シンガポールの賃金が高いのはわかるが、未だ中国は意外に低い。
せっかくなので2012年の製造業作業員の賃金上昇率をみてみる。
ミャンマーは18%の上昇率。日本の企業にとって、東南アジアの国々はどこの国も賃金上昇率が課題になることが容易にわかる。
最後に非製造業スタッフ賃金をみてみる。単位は上と同様に米ドル、調査年度は2012年です。
アジア各国の非製造業スタッフの賃金水準を比較
アジアの賃金水準は製造業作業員よりも非製造業スタッフのほうが高いようだ。ミャンマーの賃金上昇率が高くなっているとはいっても、賃金絶対値の上位にランキングされるのはまだまだ先になる。
1$=100円で計算するとシンガポールの非製造業スタッフ基本給は233,000円になり、日本の大院卒の初任給230,000円弱とほぼ同じ水準になる。
今回は詳細を記載するのは省略するが、言うまでもなく製造業・非製造業のマネージャークラスの賃金はもうワンランク上で、エンジニアは非製造業スタッフとほぼ同じ水準になっている。
マネージャーやエンジニアの賃金については、別の機会に詳細を記載する。
さて、佐村河内氏のゴーストライターだが、ゴーストライターとして受け取った給料は18年間で700万円程度とのこと。年間40万円弱。ハッキリ言って、少ない。もう少し支払っていれば、表沙汰になることはなかったのではないか。
ビジネスも人付き合いも常にWIN:WINが基本。そうしないと必ず事後的にトラブルが生じる。
人件費や残業代をケチったために退職した元従業員が労基に駆け込むことはよくあることだ。
アジア各国の相続税と贈与税については、次のリンク先で確認できます。ご興味のある方は、ご一読ください。