昔から「キットカット」というチョコレート菓子があったが、いつの間にか「キットカット」は受験生にとって縁起担ぎに食べるお菓子になったようだ。
縁起担ぎのお菓子になった理由は「キットカット」は九州弁で「きっと勝つと」にあるというのが定説らしい。
さて今回は、日頃から思っていたポテトチップスの疑問に迫ってみた。
昔に比べ、原油価格などが上昇したこともあっていろんなコモデティ(日用品)の価格も上昇している。
気が付けば、自分にとってのコモデティ「ポテトチップス」も価格はやや据置ながら、その重量はどんどん少なくなっていると感じていた。
自分自身が小学生になる前の70年代、ポテチは90グラムだった記憶があるのだが、あれから30年以上経った2010年代のポテチの容量はどう変化したか・・・?
証拠写真も基に、ポテトチップスの容量推移についてリサーチしてみた。
現場からお伝えします。
ポテトチップスといえば、カルビーか湖池屋か?
まずはポテトチップスの商品化について確認してみる。
ポテトチップスと言えば、カルビーというのが当然のように思われているかもしれないが、実は日本で初めてポテトチップスの量産化を達成したのは湖池屋だ。湖池屋が日本で初めて1967年にポテトチップスの量産化に成功している。
その湖池屋は、量産化前の1962年に「コイケヤポテトチップスのり塩」を発売している。
初期の湖池屋ポテトチップス。画像は湖池屋のHPよりお借りしました。
驚愕、ポテトチップスの初期容量は90グラムだった!!
70年代初期のポテトチップスは90グラムで100円だったが、最近(2014年)のポテトチップスの一般的な重量は60グラムだ。その価格は、都内ドラッグストア等ではセールで68円~、スーパーでは90円前後になっている。
ネットでポテトチップスの容量の変遷を検索してみたが、テキストではヒットしなかったのでポテトチップスの画像で検索してみた。
すると、90グラム→85グラム・・・・・・・60グラムのパッケージを確認することができた。
【おまけ】カルビーの業績推移
カルビーは平成23年に株式公開していますが、上場2年前から直近までの業績推移はこちら。
ポテチの容量とは裏腹に、なんと業績は右肩上がり。
ポテトチップスを購入する際のチェックポイント
昔に比べてポテトチップスの容量は随分減ったが、価格と容量の関係で、ポテトチップスを購入する際のチェックポイントはどのような点にあるのか?
現在発売されているポテトチップスで最も割安なのはローソン100で発売されているポテトチップスだ。
これは100円(税抜)=100グラムで、10グラム=10円になる。
※現在、ローソン100ではポテトチップスうす塩味は販売されていません。チーズ味やのりしお、ガーリック味が発売されています。
20年以上前に比べてポテトチップスの容量はどんどん減ったが、ローソン100のポテトチップスは20年前に比べても容量と価格でひけをとっていない。
安値でポテトチップスを購入したいときは、10グラム=10円がひとつの目安になる。
米国のポテトチップスの容量と価格は?
余談だが、最近、米国に行った時に、せっかくなので現地スーパーで販売されているポテチをリサーチしてきた。
すると、米国(カリフォルニア)では284gのポテチが1.99ドルで販売されていた。
1ドル=110円で換算すると、13g=10円となり、日本より約30%の増量となっている。
ポテトチップス、容量推移の将来予想
ポテトチップスは約45年間で容量が30グラム減少した。上のグラフから合理的に将来を予測するとポテトチップスの容量は2104年頃に0グラム、2150年頃にはマイナスに突入し、▲30グラムになると予想される。
以上、現場からお伝えしました。
POSデータにみるスナック菓子の売行き状況。1位はやっぱりあの商品だった
でポテトチップスの売行きランキングがわかります。