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中国の人口ピラミッドを日本と比較

      2017/08/22

これまでもこのBlogではインドネシアやベトナムなどのビジネスについて記載してきましが、今回は、中国の人口ピラミッドから中国のマーケットについて考えてみます。


中国の人口ピラミッドを見る前にザックリと中国の事前情報

中国の人口ピラミッドの前に、まずはざっくりと中国の概要を見てみます。

中国の地図

中華人民共和国
面積:9,600,000k㎡ (日本の26倍)
人口:13億5,404万人 (日本1億2000万人強)
言語:中国語
宗教:無宗教(42%)、仏教、道教(48%)など
名目GDP:82,270億 (円換算で日本475兆円 中国658兆円)
名目GDP成長率7.8%
1人当たり名目GDP:6,076$ (日本の約13%) 
失業率:4.1% (日本は約4%)
消費者物価上昇率:2.1%
法人税:25%

上のGDPと人口からも明らかなように圧倒的な消費マーケットが存在し、東南アジアに比べて優秀な人材が豊富と言われています。

中国の人口ピラミッドを見る前に、まずは日本の人口ピラミッドおさらいです(2010年)。

中国と比較して、日本の人口ピラミッド

まずは日本のピラミッドです。

日本の人口ピラミッド

ムーミンのキャラクターに登場するような歪な形をしています。団塊世代と団塊ジュニアがはっきりとわかります。2010年における日本の人口に占める65歳以上の割合は23%(2,900万人)で、2020年には29.1%(3,600万人)になります(出所 United Nations World Population Prospects)。

中国の人口ピラミッド

さて次は中国の人口ピラミッドです。現時点ではそれほど中国の高齢化社会は注目されていませんが、遠くない将来に高齢化社会が迫っています。

2010年
中国の人口ピラミッド

綺麗なクリスマスツリーのようです。中国も高齢化社会へまっしぐら。日本と違うのは人口の規模です(13億5,000万人強)。したがって高齢者のパイと市場も日本の10倍以上になります。2010年の65歳以上の人口に占める割合は8.2%(1億1,000万人)ですが、2020年には12%(1億6,600万人)、2030年には16.5%、2040年には23.3%、2050年には25.6%(3億3,000万人)になると予想されています。

このように高齢者のマーケットだけ見ても日本の人口以上になるわけです。

もしビジネスを展開するとした場合、どのようにアプローチするかなどいくつか課題があります。

中国へ進出する際の一般的な課題

JETROの調査結果(2014年)では、日本企業は次のような事項を課題として認識しています。

・従業員の賃金上昇
・従業員の質
・競合相手の台頭
・品質管理の難しさ
・コスト削減の限界

その他に

・日本の高齢者向けビジネスがそのまま通用するか
・地方のインフラ整備状況および将来的な整備予定
・チャイナリスクの存在
・現地パートナーの獲得(相性テストの必要性)
・IT技術の進展状況

などが考えられます。

中国の将来的な高齢化社会の規模は高い確度で予想できますが、今後ITがどれくらい進行するかは全くわかりません。突如として、新しい技術、FBのような全く新しいインフラが出現する可能性もあります。2020年をターゲットにした場合はその点も考慮する必要があります。

なお2020年を境に中国の人口は減少すると予想されています(United Nations World Population Prospects)。また同様に同年から生産年齢人口も減少し、2050年の生産年齢人口の割合は61%まで落ち込みます(2010年の生産年齢人口の割合は72%)。

参考

中国を含めて、アジア1人あたりのGDPを日本の歴史に沿って比較してみました。
アジア1人あたりのGDPを日本の歴史に重ねてみた。

生産年齢人口と高齢者人口の将来的な推移やアジア、アフリカの人口をグラフにしてみました。
斜陽産業がみえる?生産年齢人口と高齢者人口の推移

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