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東和電機製作所の世界をリードするイカ釣りロボが凄い

      2014/12/16

さて今回は、東和電機製作所が世界をリードするイカ釣りロボについてのお話です。


イカ釣りロボの前に、東和電機製作所とはどんな会社か?

漁師や漁業組合の間では、既に東和電機製作所も、イカ釣りロボは有名かもしれません。

しかし、海に関係しない仕事をしている人にとっては、東和電機製作所もイカ釣りロボのことも知らないかもしれないので、まずイカ釣りロボの前に東和電機製作所について紹介します。

東和電機製作所は、創業1963年、資本金9,900万円、従業員数52人の会社で、地元の函館に会社を構えています。

大企業からしてみれば、従業員数52名というのは、非常にちっぽけな会社に見えますが、実際に52名の会社に育てるのは相当大変です。

東和電機製作所は、地元函館という港町を本拠地しているだけに、事業内容も海に関連したもので、例えばイカ釣りロボ以外にも、マグロ一本釣機(大間でのシャアは90%)やホタテの養殖機械なども製作しています。

技術があるならば、ビッグデータなどを活用して、1週間後にマグロが通過する場所を解析・予測できる魚群探知機なども作ることができれば、漁師の後継者不足に対応しつつ、日本のマグロの需要にも対応できるはず。

話は、東和電機製作所のイカ釣りロボに続きます。

253847972_2553c5ab33_zPhoto Credit:pashazade

画で見る、東和電機製作所のイカ釣りロボ

2006年に“今年のロボット大賞”で優秀賞を受賞した東和電機製作所のイカ釣りロボットは、世界シェアの70%を占めてます。

このイカ釣りロボの最大の特徴は、漁師の持っている暗黙知を定量化してコンピューターで再現することができる点です。

イカ釣りロボの特徴を、もっと具体的に説明すると、船が揺れて糸がたるんでイカが逃げてしまったり、イカを引き上げる糸の巻き上げ速度が加速してイカの足が切れてしまう点を防ぐことができる点にあります。

従来は、船が揺れてイカを引き上げる糸がたるんでしまうとイカが逃げてしまったり、巻き上げ速度が加速するとイカの足が切れてしまったようです。

この技術で、イカ釣りロボの世界シャアは、なんと70%を獲得しました。

漁師の持っていた暗黙知を見事にイカ釣りロボに取り込んだのは、最大の凄さだと思います。

百聞は一見に如かず、ということで、YouTubeにある東和電機製作所のイカ釣りロボをアップしました。

因みにイカ釣りロボは漁師の熟練技術を凌ぐ50%増の漁獲量を記録しているとのこと。

東和電機製作所のイカ釣りロボのように、熟練した技を定量化できないか?

東和電機製作所のイカ釣りロボは、熟練した漁師の技を定量化して大成功したわけですが、漁師の暗黙知に限らず、暗黙知を定量化できれば、さらにビジネスは広がるはずです。

暗黙知と言って、一番最初に思いつくのはミスタージャイアンツの長島さんだと思いますが、例えば、長島さんのバッティング技術を定量化するとか。

またはダルビッシュの投球ノウハウを定量化し、バッティングマシーンにインストールできれば、質の高いバッティング練習が出来ると思います。

野球などスポーツ界は後継者不足ということはありませんが、後継者不足と言われている業界で、熟練工の暗黙知を定量化して、ロボットなどに取り込むことができれば後継者不足に一役買うことができるはずです。

例えば、1年以上前にエントリーした
盆栽の市場規模と販売額を上げるためには世界文化遺産に登録すべき
のなかでも後継者不足について触れましたが、盆栽業界でもロボットを投入できれば画期的だと思います。

東和電機製作所のイカ釣りロボの正式名称は、自動イカ釣機。



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